ひょっかめママの備忘録

ひょっかめの中の人が個人的なあれこれを書いてます

ウィズニュースに掲載の記事について

先日、ウィズニュース様にて記事が出ました。

 

withnews.jp

 あくまでも個人の話であって私達の活動に影響はないのですが、思う所が色々あったので備忘録的に書いていこうと思います。

着ぐるみを始めたきっかけなんて人それぞれなのでは

そうです、その通り。

もしあなたが「こういう人ばかりが着ぐるみ趣味だと思われるのは云々」と思うのでしたら、それをブログなり文章でまとめてください。今はネット系媒体なら取材ネタ募集していますし、Noteなどのテキストサイトもあります。別の例を沢山世に出せばいいだけです、それが皆様に自分の意見を知ってもらういいチャンスなのではないでしょうか。

自分の心の中で思ってるだけでは相手には伝わりません。「そんなの言わなくてもわかるでしょ?」は未成熟な考えです。伝えたい事、知って欲しい事があるなら、自分の言葉で皆様に伝えてください。私達の意見だけを見て誤解を受けると思うなら、尚更やるべきです。

また、私も他の人の話をめちゃくちゃ読みたいです。別に美少女マスクに限らず、所謂ケモナーでも構いませんし、どうしてその趣味を始めたのかは多分十人十色。だから、拙い文章でもいいので、お披露目する事が大事です。特に自分にとってとても大事です。なぜなら「なぜ?どうして?」に自分で答えを出す必要があるからです。

そういうのってちゃんと考えないとやらないよね(私はそうしないとやらない)。

君の体験がすべてではない

この数年で、着ぐるみを趣味とする人はとても増えて多様化したと思います。今まで暗黙の了解だったものも覆されたり大きく変化して別のものになる事も。

この記事に出てくるT氏の世代(30代半ば~40代以降)と若い世代とでは見ているものが全然違うのです。なので特に個人的な内容を話す意味があると思っています。それぞれ信じていた事が本当は共有できてないのでは?と疑うきっかけになればいいと思っています。

結局この記事を誰に読んで欲しいのか

もちろんこれを目にした皆様に読んで欲しいのは当たり前なのですが。

着ぐるみ趣味を既に始めている人たちは、むしろ上記に書いたように「経験をどんどん発信してほしい」のです。読んで欲しいのは、Vtuberなどのバーチャル美少女系コンテンツの方や、様々な理由で迷いがある人です。人によっては「こんなくだらない事でクヨクヨしてんなよ」と思うかもしれないし、何だかよくわからないけど凄く共感できるかもしれないし、人それぞれです。でも、世の中に1人だけでもこんな変わった事でずっと悩んでる人が居てもいいじゃないですか。

だめ?それも許せないかんじ?

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おしるこちゃんは可愛い、に本来理屈は要らない

何故ひょっかめの名前を出さないのか

実は以前読んだ記事で(私達の記事を書いてくださった野口さんのものではないですが)全部読んだ後にその人の著書の宣伝だったことがありまして。うひょー真面目に読んで損した!と思ったんです。内容については凄く良かったのに、その人がちょっとだけ色気を出してしまったのかもしれません。

幸いにして(いいのか悪いのか)今のひょっかめには売るものがありません。なので、この記事が出ても何もお金が入ってこないので、丁度いいチャンスだと思いました。がしかし、やはりひょっかめの名前を出すだけで読む人によっては「他の工房の宣伝記事なんて読みたくないしRTもしたくない」となってしまう事は否めません。

なので、なるべくそういった雑念が入らないように「ひょっかめ」の活動とは関係の無い、でもルーツではあるという割と正直すぎて地味な内容になっているのです。

記事になるまでのあれこれ

記事を書いてくださった、ウィズニュースの野口さんには感謝してもしきれません。

なぜならこれを書いてもらうのにはかなりの勇気が要りました。とてもプライベートな内容でしたし、ある意味着ぐるみの中身について赤裸々に語ってしまっているのですから、私達にとっては明らかなタブー行為だったわけです。それについては何度もケンカになったし、めちゃくちゃディスカッションしました。そしてちょうどこの記事について取材を受けている時に、別件の内容でTwitterにて私の発言が炎上し「ひょっかめの中の奴は最低最悪な奴だ」と言われた事もありました。でも元々そんなにいい人だと思ってなかったし、むしろそれは個人の主観であるので何も言えないなあと。

そして、一生懸命誠意を尽くしてもそれは「私なりにやった」だけで他の人からしたら自分の思惑通りに受け取ってもらえるとは限らないという事。それなら悔いの無いようにすべきではないか。

でも、実はあまり気にする事では無かったし、むしろちょうどいいタイミングだとすら思っていました。なぜなら「私達がやっている事は万人受けする事ではないし、みんなに好かれたくてやっている事ではない」という意識があり、覚悟があったからです。みんなからいい人と言われる必要性も感じないし、誤解が生まれたとしてもそれは「会って話せば大体誤解が解けて解決」したからです。

本当にそのとおりで、ネットで言われている事(および私のイメージ)と現実の差に我ながら驚くばかりでした。誤解したい人はさせておけばいい位に思えてきた程です。

この流れで去るものもあれば寄るものもありました。むしろ全くと言っていいほど今まで私達の意識に無かった「新しい事」をするにあたって、色々な事が後押ししてる現象に普段あまり信じてない神の存在を信じそうになるくらいです(笑)

そしてこの記事が出て、また色々流れに変化が生じて私達はもっと成長していくと思います。沢山の人の温かい気持ちに支えられて、私達が10年前にちゃんと形にしようと信じた「キグルミ」がもっと受け入れられる社会になる事を願って、これからも邁進していきます。どうぞ見守ってくだされば幸いです。

最後に

この記事を世に出して下さった、ウィズニュースの野口さん、この取材を受けようと思ったきっかけになった、ドラァグクイーンのマーガレットさん、そして取材を受けると決心してくれたT氏に感謝します。

長文を読んでいただきありがとうございました。
これからのひょっかめに大いに期待してくださいませ!損はさせません!